【ほぼリアルタイム紀行】日帰り20時間ツアーでナスカの地上絵

こんにちは、トモ先生です。

バンコクからふらりとやって来た南米ペルー。世界遺産マチュピチュ遺跡を堪能した後に向かったのは、もうひとつの有名な世界遺産ナスカの地上絵です。

ナスカの地上絵というと、時間とお金を使って行った割には…ということで、世界がっかり遺産のひとつとも言われていますが、そのがっかり具合がどのくらいのものかトモ先生はとても気になってしまいましたw

本当はリマ市内をじっくり散策する予定だったのですが、リマから日帰りでナスカへ行けるとのことで、突然の決定だけど弾丸20時間ツアーで行ってきたよー!

深夜4:00発のバスは満席で、ほとんどがスペイン語圏の観光客。

深夜3:00、ホステルからUberを呼んで向かったのは、市内にあるCruz Del Sur社の専用バスターミナル。ペルー国内や近隣諸国の観光地をむすぶこのバス会社は、少々値段がお高めなものの、安全性と定時制に優れているということで今回利用。

バスのチケットはネットで予約してカード決済、送られて来たPDFファイルのチケットをスマホ画面で見せるだけでOKという簡単さ。でもパスポートのダブルチェックや荷物のタグ付け管理など、当たり前ではあるけどなかなか他社がやらないことをきっちりやっていて好感がもてました。

リマからナスカ。もうね、車窓から見える風景はずっとこんな荒野が続くの。

深夜4:00ピッタリにリマを出発したバスは、パラカス、イカといった街を経由しながらナスカへ向かいます。朝食代わりの菓子パンや飲物のサービスがあり、ブランケットや枕も貸してくれるので、夜間移動嫌いなトモ先生でも意外とぐっすり眠れたよ。

到着は少し遅れたけど午前11:30にナスカのバスターミナルへ到着。ターミナルの建物から外へ出ると、まあまあすごい数のツアー勧誘w

事前にネットで調べた限りでは、小型セスナで空からナスカの地上絵を見るツアーの相場はセスナの大きさや時期などにより60-100ドル。

トモ先生に猛烈にセールスしてきたおねいさんは、最初の言い値が100ドルだったんだけど、ちょっとごねたらいきなり80ドルまで下がったので即決。もっと下げられると思うけど、トモ先生は今日中にリマへ戻らなければならないので価格交渉に時間をかけられないんです!w

交渉成立すると、すぐにおねいさんの車でバスターミナルから10分ほどの場所にあるセスナ飛行場へ移動。ここでセスナの代金と空港使用料を払い、呼び出しがかかるまで待機します。他のお客さんはブラジルやチリから来た南米圏スペイン語圏の人がほとんどで、今日はトモ先生と同じアジア圏のお客さんはいませんでした。

ナスカでお約束の離陸前記念写真。

飛行場の待合室で1時間半ほど待たされた後、ついに呼び出しがかかりました。今回乗ったセスナは乗客6人乗りで、トモ先生の他にはブラジルから来たカップル2組と、南米のどこかから来たって言ってたおひとりさま女子の計6名にパイロット2名の総勢8名。

セスナ機内はめっちゃ狭くて身動きとるのが辛い…。

セスナの前での記念撮影、スペイン語と英語でのブリーフィングの後、セスナに乗り込みすぐに離陸です。約30分の遊覧フライト楽しみ!軽やかに飛び立ったセスナは、飛行場を後にして早速地上絵のポイントへ向かいます。

もしナスカの地上絵が見れなくても、これはこれで雄大な景色が楽しめる遊覧フライト。
写真では補正しないとクッキリ見えないんだけど、肉眼ではこのくらいハッキリ見えます「ハチドリ」。
「木」と「手」、そして日本の援助で建てられたミラドール(展望台)も見えます。

すべての地上絵が予想外にハッキリ見えました!パイロットさんがスペイン語と英語と日本語で説明してくれたので「え?!どこどこ?どこにあるの?」ってことが一度もなく、とてもわかりやすかったです。

ただ…左右の乗客に平等に地上絵を見せるためセスナは急旋回を繰り返すので、それで飛行機酔いしてしまう人が続出。今回乗った6名のうち、女子2名がゲロリアンになってしまいました…。トモ先生は酔い止め薬を飲まなかったけどなぜか全然大丈夫でした。きっと楽しさのほうが勝っていたからかな。

約30分の遊覧飛行を終えてセスナから降りると、すぐに送迎車が待っていてバスターミナルまで送ってくれました、ここでツアーは終了。リマへ戻るバスは午後16:30発なのでまだあと2時間あるぞ…ということで、チェックしていたアントニーニ博物館へ行ってみることに。

アントニーニ博物館。あまり知名度ないみたいだけど展示はしっかりしています。
ミイラさんたちは頭蓋骨穿孔してあったり紐が通してあったりなかなか。刺激的かもしれないので露出上げてます。

主にナスカから出土した土器を中心に展示していて見応えがありました。中にはミイラさんたちの展示も。来館者が少ないので、いつ行ってもじっくり観ることができるそうですよ。

ナスカの街のバス停には地上絵のモチーフが。
シーフードたっぷりの炊き込みご飯はめちゃくちゃ美味しい!

バスの出発時間まであと1時間ほどになったので、バスターミナル前のレストランで軽く食事を。アロス・コン・マリスコスは、シーフードをふんだんに使ったペルーの炊き込みご飯。プリプリの海老、タコ、帆立、貝がたっぷりでめちゃくちゃ美味しいんだけどとにかく量が多い!これ絶対2人前以上あるよ! といいながらも完食ペロリーヌw

Cruz Del Sur社のバス、立派です。

満腹の重たい身体でバスに乗り込み、リマ行きのバスは午後16:30ピッタリにナスカを出発。そして深夜24:00ピッタリにリマのバスターミナルへ到着しました。すぐにUberを呼んでホステルへ戻ったのが午前様!

移動時間はたしかに長いのですが、道中ゴロゴロと寝ることができたので思っていたよりも辛くありませんでした。でも日帰りで行くなら多少お金がかかってもイカ発のツアー(ナスカの手前の街からセスナに乗るので時間短縮になるけどツアー代金が上がる)のほうが体力的に楽ですねーw

さて、明日はもう少しリマ市内を観光してから移動です。

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