こんにちは、トモ先生です。
ブエノスアイレスから飛行機とバスを何回も乗り継いでやってきたパラグアイ・イグアス日本人移住地。昨日、バスから降りて初めて吸い込んだこの土地の空気は、芝の青い、赤土の濃い、なんだか懐かしい匂いでした。
イグアス日本人移住地は、1961年からJICA(国際協力機構)の主導で行われた日本人パラグアイ移住事業の移住先で、日本人たちが原生林を切り開いて道を作り、耕地を開拓し、街を発展させ、現在はパラグアイの市にまで昇格しています。急激な日本の高度成長によって、経済的な理由でパラグアイへ移住する日本人は当初の計画より増加しなかったものの、現在でも約200世帯の日本人がここに住んでいるそうです。
はっきり言って観光スポットは何も無いのですが、一日ここで過ごしてみました。
今朝は自分でもびっくりするほど、ここ数年で一番熟睡できた最高に気持ちの良い幸せな朝でした。連続10時間以上眠れたのなんて何年ぶりだろう?
午前10:00、これ以上寝ていたら旅館の人に心配されるだろうなあと思ってベッドから起き、食堂へ行くとすでに朝食の準備が。
熱い日本茶から始まり、冷奴、納豆、茄子の煮浸し、梅干し、胡瓜の浅漬け、野菜サラダ、オムレツ、ご飯、味噌汁にデザートのチェリモヤまでボリューム満点!しかもご飯や味噌汁のおかわりまで勧められて朝からお腹がはち切れそう!w
朝ご飯を食べて、旅館の敷地内で飼われているワンコたちと遊び、しばらく写真を撮り、部屋でまたゴロゴロしてしまって気付いたらお昼過ぎw さすがにアレなのでお散歩に出かけました。
移住地の端から端まで歩いても3km程度しかない、決して広くはないイグアス移住地ですが、碁盤の目にように開拓された道をあてもなく歩いていると、どこかタイムスリップしたような錯覚をおぼえます。でも本当はタイムスリップなどではなく、ここには1961年から続く日本人たちの努力が形となってたしかに存在し、日本と13時間も時差のある遠いこの土地で、日本の社会文化がたしかに生き続けていました。
何か毎日が辛い人とか、人生停滞して自分ではどうにもできなくなっちゃった人とか、ここに来て3ヶ月くらいゆっくり過ごせばいいのにと思います。*日本人はビザ無しでパラグアイに90日間まで滞在できます。
早めの夕飯は「レストラン白沢」でトンカツ定食(30,000グアラニー=約540円)を。店員さんがパラグアイの人でスペイン語オンリーで日本語が通じず不安になったのですが、メガ盛りのすっごいトンカツが来た時点でさらに不安倍増w
これはちょっと失敗だったかなーと思いながらトンカツにかじりついたら…美味しい!お肉は薄いもののサクッと揚がっていて、日本米のご飯もふっくら、そしてワカメと豆腐のお味噌汁がえらく美味しいw すっごい量でしたがなんとか完食。
今日は散歩して昼寝してご飯を食べただけの幸せな一日でした。