こんにちは、トモ先生(@teacher_tomo)です。
世界一周旅行最後の訪問国ジョージア(旧グルジア)。
首都トビリシに長期滞在中の友人カップルに会いにやってきたわけですが、友人カップルに案内してもらい、わずか3泊4日の滞在中にいろいろなジョージア料理を楽しみました。
その中でも、ジョージアの国民食といってもいいくらいポピュラーなチーズ入りパン「ハチャプリ/Khachapuri」が美味しすぎてたまらなかったのでご紹介します。
「ハチャプリ/Khachapuri」は、ジョージア各地で食べられているチーズ入りパン(パイ)の総称で、一般的に小麦粉生地のパン(パイ)、チーズ、バター、卵を使用して作られるもの。
各地方ごとに形や具が異なりますが、アジャリア地方のハチャプリ(アジャルリ)が一番ポピュラーなようです。
こちらはトビリシ市内の街のパン屋さん。
通り沿いにハチャプリの看板が立っています。
どれもとっても美味しそう。パイやデニッシュに近いものから、揚げパン、甘い菓子パンまで種類は豊富。
せっかくなので店内で焼き立てのハチャプリをいただくことにします。
ハチャプリは基本的に注文を受けてから作るので少々時間がかかります。ミリンダ(懐かしい!)を飲んで待ちましょう。
15分ほどで焼き立てのアジャルリ(アジャリア地方のハチャプリ)がやってきました。まるで象眼のような舟形のような面白い形をしているよ。
舟形のパン生地の中央にジョージアのスルグニチーズ、生卵、そしてバターのかけらが乗っています。
なんでも食べ方のお作法があるそうで、チーズや卵をよく混ぜてからちぎったパンにたっぷり付けていただきます。
パン生地は外側はサクサク香ばしく中はむっちりふっくら。熱々のチーズは塩気が強いものの、生卵とバターが入ることでまろやかに変身し、全体の調和がとれています。
焼き立てパン、チーズ、卵、バターというシンプルな構成ながら、身体に電流が走るほど感動的な美味しさでした。
飲物を入れてお会計(5.6ラリ=約230円)。
別の日に、違うお店で再びハチャプリを食べることにしました。
持ち帰りもできますが、やはり店内で焼き立てを食べたいですよね。
カプチーノを飲みながら焼き上がりを待ちます。
このパン屋さんのアジャルリ(アジャリア地方のハチャプリ)は、しっかりと焼いてあって香ばしさが強く、食べる前から香りだけで満足してしまいそうw
こちらも少しずつパンをちぎって中央のチーズを付けながらいただきます。
お店によってパン生地の食感や焼き加減などが異なり、食べる度に新鮮な驚きと発見と感動がありました。
このお店は駅前ということもあってか少しお高めで、飲物を入れてお会計(8ラリ=約320円)。
そしてこちらもハチャプリ。アブハジア地方のハチャプリ「アチュマ」と言って、パイのように生地を層状に成形し、間にチーズを挟んで焼き上げたもの。
ハチャプリは一般的に大きく、成人男性でもひとつ食べれば満腹になるボリューム。
安くて美味しくてお腹いっぱいになるので節約派の方には超絶おすすめなのです。
ただ、少しずついろいろなものを食べたい、というタイプの方は何人かでシェアするのがいいですよー。
ハチャプリを出すパン屋さんはトビリシ市内のどこでも見かけるので、ぜひ一度試してみてくださいね。パン好きの人は夢中になってしまいますよw