【バンコク】王宮前広場の歴史ある宿「ロイヤル・ラタナコーシン・ホテル/Royal Rattanakosin Hotel」

こんにちは、トモ先生(@teacher_tomo)です。

すでに日本へ本帰国しましたが、バンコク在住中に旅行した時の写真がまだたくさんあるので少しブログに書こうと思います。

今回は友人たちとバンコク市内を週末プチトリップした時のお話。

実はトモ先生、バンコクをはじめとしたタイに現存する古くて安いホテルに泊まるのが大好きで、今までいくつもの古安ホテルに泊まってきましたw

そして以前から気になってはいたもののなかなか泊まる機会のなかったホテル「ロイヤル・ラタナコーシン・ホテル/Royal Rattanakosin Hotel」へ1泊することに。

*2020年3月の情報です。

ホテルの歴史

ロイヤル・ラタナコーシン・ホテルは、今から78年前の1942年に当時バンコクの中心であったラチャダムヌーン通りに建設された歴史あるホテルです。ヨーロッパ建築に影響を受けたアール・デコ調でまとめられた格式高い雰囲気はお好きな方にはたまりません。ただ、こまめに改装工事を行なってはいるようですが、残念ながら現在バンコクのホテルとしては二つ星の安ホテルとして扱われることが多いようです。

また1992年にバンコクで起きた暗黒の5月事件では、ホテル内に逃げ込んだデモ隊に向かって軍兵士が無差別に発砲し多数の死者を出した負の歴史の場所としても知られています。ホテルのロビー奥のトイレに幽霊が出るという噂もここからきているのかもしれませんね。

ホテル外観とロビー

↑王宮前広場の前に佇むクリーム色の建物は、時代を感じさせるレトロな雰囲気です。

↑それでは中へ。現在ではかなり安いカテゴリーのホテルですがきちんとドアマンがいました。

↑ホテルのロビー。古いだけあって空間がゆったりとしています。

写真中央と右がホテルのカフェ、写真左側がレセプションです。

↑今回は友人たちとホテルで現地待ち合わせだったのですが、かなり早く着いてしまったので軽く食事をしながら待つことにしました。

ホテルのオリジナルグラスで供されるレモンスカッシュ(たしか100バーツ以下)。古いホテルはどこもオリジナルの食器やグラスを揃えていますね。

↑そして30分以上待たされてやってきたのはホテル特製ホットドッグ(たしか120バーツ)。値段が安いからいいものの、バンコク中心部のおしゃれなカフェで出てきたらテーブルをひっくり返すかもしれませんw

お味は写真のまんまですが、ホテルの古臭い雰囲気と相まってなかなか味わい深いものがあります。

↑レセプションの奥にはうらびれたブティックや機能していないのツアーカウンター、開いているんだかどうかも怪しいマッサージ屋などもありました。

ちなみに1階奥のトイレは幽霊スポットとして有名だそうですよ。

↑いたるところにほんのりクラシカルな装飾が施してあって個人的にはけっこう好き。

↑チェックインを済ませたら早速お部屋へ。ロビー奥の階段を上ります。

↑ロビー奥の階段は半らせん状になっていて絨毯敷きのフロアが往年のプライドを感じさせます、いやどうだろw

写真中央にあるドアからプールへアクセスできます。

↑こんなにゆったりとした造りは新しいホテルには無理なんじゃないでしょうか。

2ベッドルームスイート室内の様子

↑今回は友人たちと計4名で2ベッドルームスイートに1泊。ドアを開けると右側にマスターベッドルーム、目の前にセカンドベッドルーム、そして奥にリビングルームがあります。

4名で泊まって1泊税サ朝食込みで4,500バーツでした。

↑マスターベッドルームはキングサイズダブルですが、マットレスを交換してもらうことでツインベッド仕様にもできますね。予約時に確認を。

他にクローゼットや化粧台、テレビなど。

↑こちらはセカンドベッドルーム、こっちのお部屋の方が広いかな?

お部屋の造りなどはマスターベッドルームと同じですが、こちらのベッドはセミダブル。二人で眠れないこともありませんが…一人用かな。

予約の時点では「ダブル+ツイン」のベッドタイプだったのですが、いざチェックインしたら「キング+セミダブル」で、最終的に友人の一人がリビングのソファで寝ましたw

↑コンセントはユニバーサルタイプなので日本の製品もそのまま充電できます。でも電圧は違うから気をつけてくださいね。

↑2ベッドルームスイートのリビングルーム。窓が小さいので採光が十分ではありませんが古いホテルなのでそこは仕方ありませんね。

ゴロンと寝れるソファはいいけどちょっとテレビが小さいので、テレビのサイズを重視する方はそこんところ要注意です。

↑リビングにはカウンターテーブルがあり、無料のミネラルウォーター、コップ、湯沸かしポット、空の冷蔵庫、ルームサービスメニューなどが。

↑ソファの隣にはダイニングセットもあるので、ルームサービスやデリバリーを頼んだものをいただく時に便利ですね。

↑そうそう、こちらのホテルはルームキーのデポジットとして500バーツを払います。チェックアウト時に返金されるので預かり証を失くさないようにね。

↑お部屋の前は小さなバルコニーとなっていて王宮前広場や国立美術館などが望めます。

↑ホテルのレイアウト。今回泊まった118号室は本館の中央に位置しています。

ホテルのプール

↑それではホテルのプールをのぞいてみましょう。プールの営業時間は8:00-18:00まで。

↑本館からプールを挟んで向かい側の建物がホテル新館(写真左)です。

プールはホテルの規模の割にはこじんまりとしていて、特に常駐のスタッフがいるわけでもなくプールのお水も少し汚れていて…。

↑でも本館の建物はレトロで素晴らしいんですよねえw

ホテルの朝食

↑ホテルの朝食ブッフェは1階のレストランでいただきます。

↑朝食には全く期待していなかったのですが、洋食やタイ料理などほどほどに充実していてほどほどに美味しくいただきました。

それよりも、ホテルオリジナルのこの食器たち!欲しい!w

いかがでしたか。建物も古いし、スタッフも「ホテルと共に生きてきました」という妙齢の方々ばかりで、バンコク中心部の現代的なホテルと比べると万人受けするとは言いにくいホテルです。

ただ、年と共に徐々に色あせていく往年の輝きに価値を見いだせるかどうかでこのホテルへの評価が分かれると思います。お好きな方はぜひどうぞー。

まとめ
  • 1942年オープンの古いホテル
  • 王宮や国立博物館、旧市街観光などに便利なロケーション
  • 一般のツインルームで通年だいたい1,200バーツくらい
  • 安いレトロ(クラシック)ホテル好きにオススメ
ホテルデータ

名称: ロイヤル・ラタナコーシン・ホテル/Royal Rattanakosin Hotel
場所: 2 Ratchadamnoen Avenue, Wat Bowon Niwet, Phra Nakhon, Bangkok
電話: +66 22229112
URL: http://rattanakosinhotel.com/

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