こんにちは、トモ先生(@teacher_tomo)です。
世界一周旅行28日目@ブラジル・サンパウロ。
南米滞在最終日のこの日、朝から日本人街を散策しサンパウロ美術館へも行き大忙しの観光フル回転!
美術館の後は地下鉄で再びリベルダーデへ戻り、念願の「ブラジル日本移民史料館」へ向かいます。午後からの開館なので観光スケジュールが組みにくいw
ブラジル移民史料館は、移民70周年の記念事業として1978年に開館。日本移民の軌跡を記録・保存し、後世に残すための活動を行っています。
リベルダーデ地区には曹洞宗のお寺があったり。
移民史料館は、ブラジル日本文化福祉協会ビル内にあります。
ビル入口のサインの文字は小さいけど、日本語で書いてあるからわかるよね。
ビルのエレベーターで8階へ。訪問時(2019年4月)は、展示室が改装中で一部閉鎖(7階閉鎖)されていたのが残念でした…。
ブラジル日本移民史料館チケット(12レアル=約350円)。通常は16レアルらしいのですが…施設一部閉鎖中だから割引してくれたのかな?
日本語の詳細なパンフレットももらえますし、受付や係の方は全員日本・日系の方なので日本語でOKです。
展示室内は抑えめの照明で落ち着いた雰囲気。パネル展示と道具展示がメイン。
すべての展示パネルには日本語での説明文があるのでじっくり読み進めながら学習できます。
Google翻訳を使ったような摩訶不思議な日本語ではなく、日本に住む日本人が読んでもほとんど違和感の無い正しい日本語です。
展示内容が広範に渡り展示物も多いので、ここでは個別に書きませんが、当時使用されていた道具などがそのまま展示されていて大変興味深いです。
日本人だけでなくブラジル人、南米各国からの旅行者で予想以上ににぎわっていました。
移民初期から現在に至るまでの移民の軌跡が体系的に学習できます。
9階にはミュージアムショップもありますが…あまり力を入れていないみたい…欲しいものがなかった。
こちらは9階の展示室。ここは広いホールのようになっています。
訪問時(2019年4月)は、ブラジル日本移民110周年、ブラジル日本移民史料館創立40周年特別展示会「子供移民の生活」展が開催されていました。
当時ブラジル各地の日本人学校で使用されていた教科書。
こちらはかなり現代に近いものですかね、日系社会の文化を知る上でも貴重な資料。
そして9階展示室の壁一面には、1978年作、東郷青児の「移民開拓風景」も展示されています。
市内観光で訪れるスポットとしては正直地味なんですけど、同じ日本人が100年以上も前に地球の裏側へ移民し、血のにじむような努力をもってして発展させてきたその軌跡を学習できます。
開館時間が短いのが非常に残念ですが、サンパウロへ訪れた際には時間を割いてでもぜひ訪れてほしい施設です。
ペルー・リマにある日本人ペルー移住史料館へも訪問したのでこちらも併せてどうぞ。
名称: ブラジル日本移民史料館/Museu Histórico da Imigração Japonesa no Brasil
場所: R. São Joaquim, 381 - Liberdade, São Paulo - SP, 01508-001
電話: +55 11 3209-5465
開館: 13:30-17:00(月曜日休館)