【マレーシア】コタキナバル市内観光〜イギリス植民地時代の建物を訪ねて

こんにちは、トモ先生(@teacher_tomo)です。

7月の話になるのですが、ボルネオ島にあるマレーシアのサバ州とサラワク州を周遊旅行してきました。

最初の目的地であるサバ州のコタキナバルに午前中の早い時間に到着しちゃったトモ先生。ホテルに荷物だけ預けて美味しいポークヌードルの朝ごはんを食べに行ってもまだまだ時間がたっぷりあるーというわけで、ホテルにチェックインする午後までコタキナバル市内を歩いて観光してみることにしました。

コタキナバルは、イギリス植民地のイギリス領北ボルネオ時代にはジェッセルトンと呼ばれ、ブリティッシュでステキコロニアルな建物がたくさん建ち並んでいたそうです。

しかし、日本占領時の1945年に連合国軍の空爆を受け、市内の建物はほぼ跡形もなく破壊されてしまいました。それでも奇跡的に被害を免れた貴重な建物が市内に3軒残っているというので探しに行ってきます。

コタキナバルの中心部はかなりのエリアが埋立地だということで、街の歴史というか雰囲気は特に味わい深いものではありませんが、清潔でとても歩きやすいです。

<戦火を免れたコタキナバルの歴史的建造物①>

まず最初にやってきたアトキンソン時計台(Atkinson Clock Tower)は、1905年に建てられたコタキナバルに現存する最古の建造物です。ジェッセルトンの初代提督フランシス・ジョージ・アトキンソンを偲んで建てられたもの。

現在は海から400mほど内陸に建っていますが、コタキナバルの海岸線が埋め立てられる以前は、この約15mの高さの木造の時計台は灯台の役割も果たしていたそうです。

<戦火を免れたコタキナバルの歴史的建造物②>

1918年に建てられたジェッセルトン中央郵便局の建物は、現在サバ州観光局本部(Sabah Tourism Board)として利用されています。1942-1945年の日本占領時代には、横浜正金銀行や財務省のオフィスが入っていたそうです。

ジェッセルトンホテル(The Jesselton Hotel)は、戦後の荒野となったコタキナバルに1954年に建てられた由緒あるホテル。いわゆるコロニアルホテルではありませんが、コタキナバルに現存する現役のホテルの中で最古のホテルです。

<戦火を免れたコタキナバルの歴史的建造物③>

ペインティングの施された柱が何十本も立つこの場所はストリートアート&グラフィティギャラリー(Street Art & Graffiti Gallery)。イギリス植民地時代の1918年に建てられた建物の跡地。第二次世界大戦中の空爆を生き延びた貴重な歴史的建造物でしたが、残念なことに火事によって1992年に焼失してしまいました…。

現在は屋外アートスペースとしてアーティストの活動の場となっています。

いやあ、お天気なのはいいのですが暑い暑いw 近くのデパートに避難して少し涼むことにします。コタキナバル市内にはローカル感あふれる大衆デパートから大型ショッピングモールまで充実しているので、お土産探しも兼ねてはしご散策してみるのもいいですよ。

スーパーマーケットにはもしかしたらかなりレアものかもしれない「ブルネイ生産のインスタント麺」が売っていました。後日どこでも買えるだろうと思っていたらこのスーパーでしか見かけなかった…買っておけばよかったようw

いかがでしたか?他にも美しいモスクや博物館などいくつか見所はありますが、今回はイギリス植民地時代から残る建物を訪ねてみました。サクッと散策できて時間もかからないので、ビーチや大自然に飽きたらぜひ市内を歩いてみてください。

<戦火を免れたコタキナバルの歴史的建造物は以下3軒>

  • アトキンソン時計台(Atkinson Clock Tower)
  • サバ州観光局本部(Sabah Tourism Board)
  • ストリートアート&グラフィティギャラリー(Street Art & Graffiti Gallery)*1992年火事で焼失

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