こんにちは、トモ先生(@teacher_tomo)です。
久しぶりの中国旅行は、華南地域(広西チワン族自治区、海南省、広東省)に西洋(風)建築を訪ねる4泊5日の旅。昨日と一昨日は北海と湛江の街を時間の許す限り歩きました。
今日は湛江から新幹線に乗って開平(Kaiping)という街までやって来ました。ここには2007年に登録された世界遺産「開平楼閣と村落」があります。ベタな観光楽しみですウフフ。
湛江から開平までは道路だと約300kmの距離。バスだと時間がかかりそうな気がしたので新幹線を利用してみました。
【朝6:40】
早朝の湛江西駅。実は普通列車と新幹線が発着する駅は分かれていて、普通列車の駅は市内にあるのに新幹線専用駅は湛江市内から10km以上も郊外にあるんですw ホテルの人になんとか流しのメータータクシー(40元=約620円)を捕まえてもらって駅までたどり着きました。
【朝7:28】
中国新幹線「和諧号」に乗って開平へ向かいます。基幹路線ではないからか、新幹線ではあるものの最高時速200km程度で約2時間の鉄旅。車内は清潔で客層も落ち着いていて静か、思わず2時間ぐっすり寝てしまいましたwww
湛江西駅→開平南駅(137元=約2,120円)
【午前9:18】
新幹線は定刻ぴったりに開平南駅に到着。駅名でうすうす気づいてはいたのですが、ここ開平も新幹線専用駅が市内中心部から10kmほど郊外にありました…時間短縮のために新幹線を利用したのですが、もう便利なのか不便なのかわからなくなってきたw
幸いなことに新幹線駅から街の中心部まで路線バスが走っているのでこれに乗りましょう。世界遺産の最寄りの新幹線駅だからか、駅前でタクシーチャーターの勧誘がけっこうすごかったよ。
開平南駅から市内までは621番のバスだけなので安心して乗れるね。
路線バスもめっちゃキレイ。ガタゴト30分ほど揺られて開平の街の中心部に到着。
開平南駅→開平中心部までのバス(3元=約45円)
【午前10:00】
予約したホテルのチェックイン時刻までまだあるので、荷物だけ預かってもらって観光に出かけようとしたらすぐにチェックインさせてくれました。しかも1泊2,000円なのにリバービューの清潔なお部屋でびっくりw 中国はホテルが安いねえ。
【午前11:00】
ホテルで少し休憩してから世界遺産へ向けて出発!今度は617番の路線バスに乗って世界遺産の玄関口的な施設へ。
開平中心部→立園までのバス(5元=約80円)
【午前11:40】
立園(Li Garden)という場所に到着しました。ここは正確には世界遺産ではないのですが、美しく整備されたテーマパーク的な雰囲気。入場料もけっこうしたんだけどガッカリスポットだったらどうしようw
立園+自力村入場料(150元=約2,320円)
うはっ!いきなりお好きな方にはたまらないお好きな建物が詰め合わせ!
北米での出稼ぎで財を成し帰郷した人たちが1900年以降に建てた西洋風の高層建築。水害や賊から身を守るために、ほとんどの楼閣はコンクリート製で丈夫に建てられています。
展示室には、この楼閣に住んでいたファミリーのゆかりの品などが展示されています。
【午後13:25】
1時間半ほど立園を散策してから次は自力村まで移動します。この区間は無料のシャトルバスが運行しているのでありがたく利用します。
【午後13:40】
自力村に到着。ここは世界遺産に登録されている4箇所のエリアのうちのひとつです。路線バスの最寄り停留所からは1km以上離れているので、無料シャトルバスを使って立園から来るのが楽かもしれません。
村内には楼閣がいくつも建っているのですが、てっぺんにある見張り台まで上ると周囲の幻想的な風景が一望できます。
のどかな田園風景の中に建ち並ぶコンクリート製の高層建築、しかも西洋風の独特な建築意匠。
ここを訪れた多くの日本人が「まるでドラクエの世界のようだ」と評価するように、景色と建築の違和感が不思議な世界を作り上げています。
【夕方18:00】
早めに開平の街へ戻り、夕飯は清真料理店(中国ムスリム料理店)で特色涼麺(14元=約220円)というイスラム冷やし中華を。モッチモチの麺にトマト、キュウリ、牛肉の冷製が乗っていてスパイシーなタレがかかっています。ツルツル喉越しが良くて美味しく完食。
昨日も一昨日も少し観光を欲張りすぎて疲れたので、今夜はゆっくりしてまた明日に備えます。
明日は「食の広州」に移動するよ。何か美味しいもの見つけられるかなあw