パキスタン旅行3日目。今日は朝から一日現地ツアーに参加します。
パキスタンでの観光アクティビティというと、砂漠や岩山を越えての遺跡巡りや、北部での登山・トレッキングなどを一般的にイメージされると思います。しかし、アラビア海に面する南部カラチでは、なんとマリンスポーツを楽しむこともできるんです!
今回は、パキスタン人向けの現地スノーケリングツアーに参加した一日の様子と、当地のマリンスポーツ事情について少し書きますね。
<今回参加したツアー会社>
Karachi Water Sports Club
http://www.kwsc.pk/
・基本スノーケリングツアー / 3,500ルピー(約3,500円)
・スキューバダイビング追加 / +1,500ルピー(+約1,500円)
*送迎、ボート、マスク、フィン、ライフジャケット、おやつ、昼食込み。
*スキューバダイビングは器材込み。
*スノーケリングツアーは冬期の週末と祝日のみ催行。事前にカラチの銀行にツアー代金を振り込まなければならないので、海外から参加希望の場合はまずツアー会社に要問い合わせ。あと必ず自分で十分な海外保険に加入しておく必要があります。
↑この日は指定出発場所に朝7時集合だったので、朝6時に起きて眠い目をこすりながらKさん家の車で送ってもらいます。外まだ暗いしとにかく肌寒い!
↑出発場所であるウスマニアレストラン前に到着。週末の朝ということもあり車も人影もまばら。
↑今日はこのコースターに乗って行くそうです。思っていたよりも立派な車で安心。
↑他のツアー参加者を待っている間に目の前を牛さんの大名行列がw
↑アフガニスタンから来たと思しき小さな子どもは、朝からお父さんの手伝いでゴミ箱から売れそうな物を探しています。
…しかし1時間待っているのにツアー車出発する気配無し…もうこれ以上寒さに震えながらストリートウォッチングしたくないんですけどw
↑何かトラブルが起きたんだか知らないけど、ツアー会社のおにいちゃんたちがあーでもないこーでもないとオタオタしていたおかげで、参加者を乗せた車は8時過ぎにやっと出発、埃っぽいカラチ市内を抜けて郊外へ走ります。
↑途中でおやつが配られました。マンゴージュース、ピーナッツクッキーにカップケーキ。遠足みたいでうれしいね。
パキスタンはイギリスに統治されていた関係で、クッキーやケーキなどの焼き菓子が美味しい。安い市販のお菓子ですら侮れないんですよ。
↑そして午前10時にボート出航場所であるサンヘラビーチ(Sunhera Beach)に到着。雲ひとつない良い天気!
↑ビーチには観光用のラクダさんが待機。一体誰が乗るんだよー、と思っていたら意外とパキスタン人のお客さんが多くてビックリw
↑このビーチでお手洗いに行ったり着替えたりいろいろな準備を済ませたら、ツアー会社のおじさんからスノーケリングやダイビングの説明を受けます。
基本的に会話はすべてウルドゥ語ですが、パキスタンの方はかなりの確率で英語もできるので特に心配はないでしょう。
素船!!!
↑さすがのパキスタン人もちょっとドン引きしていたものの、これしかボートはないのでみんな大人しく乗り込みます…。
↑午前11時。ボート初心者がどう優しく見てあげても人間過搭載なボートで出発!沈まないことだけを祈ります。
↑生まれて初めて見ましたパキスタン人のダイビングインストラクター!たぶん本業は漁師だろうけど!
本日目指すチュルナ島(Churna Island)!緑豊かなトロピカルアイランドかと想像していたらただのハゲ山じゃん!大丈夫かおい?
↑お昼過ぎ、やっと目的地であるチュルナ島に到着しました。キャッキャはしゃぐパキスタン人の脇を通り抜けさっさと海に入るよー!
↑ドボンッ!水温はちょい低めー!そして初めて分かったこと。
アラビア海の水はめちゃめちゃ塩辛い!!!
タイやインドネシアとは比べ物にならない塩っぱさ!!!
なんでだ?!
↑海の透明度はなかなか、ただお水がグリーン系なので美しく映えないのが残念。
↑他のツアー参加者はガイドさんの案内で岩山を登っているよ。どうやら崖から海へ飛び込む「クリフダイビング」ってやつ。
↑まさかアラビア海でスノーケリングできるだなんてw バンバカ記念撮影。
↑追加料金を払った参加者はオプションの体験スキューバダイビング開始。
でも、この写真どこかおかしくありません?わかる?
みんな服来たまま潜るんだよ!!!
イスラム教国だしむやみに肌出したらイカンのはわかるけどー!!!
↑着衣ダイビングの人たちが戻ってくるまで船上待機。時間帯にもよるだろうけど、潮の流れがほとんどないのがスノーケリングにはうれしいところ。
↑午後2時半。ボートはチュルナ島を出発して本土へ戻ります。パキスタン人は泳ぎに慣れている人が少ないからか、船酔いする人もけっこう多くて帰りはみんなこんな感じでグロッキー。
↑あと少しで陸地だぞー!みんな頑張れー!
↑午後3時半。陸に戻り、濡れた服を着替えてからお待ちかねのランチタイム!ランチは大きな鍋で炊いたほかほかのビリヤニだって!
↑トモ先生のむっちり豊満ボディを見たおじさんは、これでもかという山盛りチキンビリヤニをくれましたw
お肉はほろほろで柔らか、ビリヤニの炊け具合もバッチリだし味も本当に美味しくて夢中で完食。
↑そして帰りは少し渋滞に巻き込まれたものの、夕方6時半にカラチ市内到着。降りた場所で運転手さんが待っていてくれたのでそのままお家へ帰りました。
いやあ、あまりにも衝撃的(笑撃的)な一日だったので、ビックリしたことを箇条書きにしてみますね↓
<パキスタンでできるマリンスポーツ>
スクーバダイビング、スノーケリング、ジェットスキー、ヨット、サーフィン。
<マリンスポーツを取り扱うツアー会社>
南部カラチに数社。
<主な客層>
自家用クルーザーを保有するまではいかないけどお金はあるよ、っていう中流よりちょい上のパキスタン人という印象。
<パキスタン人は泳げるのか?>
基本的に学校にプールは無いので、ホテルのプールに通えるような富裕層の子女だけが水泳の練習をする機会に恵まれる。そして、漁業で生計を立てている一部のパキスタン人以外は海に入ったことが無い!
<パキスタン人のマリンスポーツの楽しみ方>
スノーケリングやダイビングで泳いだり魚や海中世界を楽しむというよりは、海に入ってお水ちゃぷちゃぷで十分楽しい〜♡ってレベル。
<パキスタンでのダイビングについて>
パキスタンにはPADIなどの団体組織は一切無いので公認インストラクターなどいません。逆に言うとCカードなくてもお金さえ払えば好きなように潜らせてくれると思います!w そしてタンクは使い回し!器材も痛んでそうなのを修理しながら使ってたよ!
<ツアーに参加したい?>
できたら、10人ほど集めてクルーザーを1日チャーターしちゃうのが一番快適で何より安全だと感じました。現地ツアー参加はかなり覚悟してくださいねw