【インド】ポートブレア市内観光②旧日本軍アンダマン刑務所へ

こんにちは、トモ先生(@teacher_tomo)です。

2019-2020の年越し旅行は5年ぶりの一人旅、そして人生2回目のインド旅行。

インド本土よりもミャンマーやタイから飛んだ方が近い、ベンガル湾に浮かぶインド連邦直轄地域アンダマン&ニコバル諸島。その中心となる街ポートブレア に到着したトモ先生は、ホテルに荷物を置いてさっそくポートブレア市内観光へ出発。まずはボートに乗ってロス島を観光しました。

ロス島の観光は午前中で終わったので、午後はもう一つの必見観光スポット「セルラー刑務所(アンダマン刑務所)/Cellular Jail」へ。

ここはイギリス植民地時代の1896年から1906年の間に建てられた独房監獄のある刑務所で、インド本土から送られてきた主に反乱軍兵士を収容していました。1942年から1945年の約3年間は、アンダマン諸島に侵攻してきた日本軍によって「アンダマン刑務所」という名前で使用されていました。

施設外観とチケット購入

刑務所はポートブレアの見晴らしの良い丘に建っています。ポートブレア中心部の時計台から約800m、途中上り坂もあるので徒歩12-15分くらいかな。

刑務所を正面に見て左端にチケット売り場があるので、写真の門から建物内に入ってチケットを購入してください。

アンダマン刑務所入場料(外国人100ルピー=約160円)

カメラやビデオの持ち込み代などは別途追加料金がかかるようなのですが、トモ先生が首から下げたミラーレス一眼カメラを見せても何も言われませんでした。そんなに厳しくないのかな?

開館時間になると入り口の門が開きます。まだお昼休み中なのでしばし待機。

入場

開館したので刑務所敷地内へ。今くぐった門のある建物が博物館になっているので先にこちらを見学します。

日本軍に関する展示もある博物館

エアコンはありませんが天井に扇風機があるのでそこまで暑くはありません。展示室内は写真パネルとケース展示がメインのようです。

この刑務所の歴史が説明されているのですが、1942-1945年にポートブレアを占領していた日本軍に関する記述が多かったように思います。

先ほどくぐった門の写真。日本軍占領時期の写真ですね。カタカナと漢字で「アンダマン刑務所」と書かれています。

展示品の中には日本軍兵士が使用していたヘルメットなどもありました。日本軍はここまで来ていたんですよねー。

敷地内の建物を見学します

目の前に見えるのは奥に長く延びる煉瓦造りの監獄棟。写真右手前に赤い屋根の長屋みたいなのがあるのでまずそちらへ。

監獄棟の間にあるWorkshed(囚人作業小屋)では、ココナッツオイルの抽出やロープ作りなどさまざまな作業を行なっていました。その日の目標ラインに達しない囚人に対してはむち打ちなどの罰が与えられたそうです。

この展示を見ていきなり泣き出しちゃったインド人のおばさんがいて、もしかしたらこのアンダマン諸島出身の人かもしれないし、この地域にルーツのある人なのかな。

いよいよ刑務所の建物へ

それではいよいよ独房監獄の建物を見学…と思ったら、なんと正面右側の監獄棟は修復のため立ち入り禁止になっていました…修復なので仕方がないとはいえ残念。

でも他の監獄棟は中に入れました。内部は白塗りでパッと見は監獄に見えないのですが

やっぱり監獄でした。ただ独房という割にはイメージよりスペースが広く確保されていました。鉄製の重い扉が歴史の重さを物語ります。

そして監獄棟の中心にある監視棟へ。

ここは監視棟の中にある部屋で、刑務所の全体が模型で展示されています。当時は監視棟を中心に監獄棟が放射状に7棟広がって建っていたそうですが、現存しているのはそのうち3棟だけです。

監視棟は階段を使って最上階まで上がることができます。柵や手すりなどないので気をつけてくださいね。トモ先生は高所恐怖症なのでもうそろそろメンタルが限界です。

監視棟から見える監獄棟。監獄棟の屋上を歩くこともできますが、本当に柵や手すりなどないので本当に気をつけてください。トモ先生が訪れた日は風がとても強くてビクビクしながらの見学でした。

監視棟からは美しい海もよく見えます。

小さな博物館エリア以外はまあ監獄と監視棟の見学だけなので、所要時間は1時間もあれば十分かなと思います。ロス島観光は時間に追われましたが、ここはサクッと気軽に観光できます。

見学を終えて出口へ。出口付近にはトイレとお土産屋さんがあるので必要や興味に応じてどうぞ。

アンダマン刑務所まとめ
  • イギリス植民地時代に建てられた独房監獄で主に反乱軍兵士を収容していた。
  • 1942-1945年には旧日本軍がアンダマン刑務所として使用していた。
  • 観光の所要時間はおおよそ1時間。
  • ロス島と合わせてポートブレア観光でぜひ行って欲しいところです。
施設データ

名称: セルラー刑務所(アンダマン刑務所)/Cellular Jail
場所: 時計台から約800m、徒歩約12-15分
電話: -
開館: 8:45-12:30/13:30-16:45(月曜日休館)

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