【中国】世界遺産「開平楼閣と村落」を個人旅行で観光する①

こんにちは、トモ先生(@teacher_tomo)です。

昨年の話ですが、2019年12月に中国へ行ってきました。

この日は広東省の湛江を朝早く出発して、中国の高速鉄道で約2時間の開平(Kaiping)へ。

ここ開平は2007年に世界遺産登録された開平楼閣と村落の最寄りの街で、広州からの日帰りツアーを除きほとんどの旅行者が開平のホテルに滞在しながら世界遺産観光をします。

午前中に開平中心部のホテルにチェックインすることができたので、部屋に荷物を置いて少し休憩したらいよいよ世界遺産観光へ出発。

開平の街からバスで立園へ

【午前11:00】
まずはホテルに近いバス停「华润万家」から路線バスに乗って「立園」と言う場所へ向かいます。「幕沙路」沿いのホテルに滞在すれば、いちいちバスターミナルまで行く必要もなく便利でした。

立園まで行くバスは617番ということなんだけど…

あ、あったあった。バス停は路線ごとに各バス停の名前や運賃、始発と終バスの時間が掲載されていてわかりやすい。

617番のバスに乗り込みます。開平の中心部から立園へは西へ約15km。

立園最寄りのバス停に到着

【午前11:30】
開平の中心部から30分ほどで立園路口というバス停に到着。Googlemap上ではなんかバス停の名前が違うんだけど、場所はここで合ってます。

バス停を背にすると「立園」という大きな看板が目に入るので、目の前の道を入っていきます。

バス停から歩くとちょっと距離があるのですが、それでも10分くらいかな。

てくてく歩くと左手にバス停が見えてきてミニバスが停まっています。

ここは立園と近郊の楼閣や村落を結ぶ無料シャトルバスのバス停。各施設の入場券を持っていれば無料で乗車できるそうです。

平日は1日5本、週末や祝日は1日7本の運行で、本数は多くないけど時刻表があるので計画的に観光ができそうです。

それでは立園の園内を散策

名称: 開平立園/开平立园
場所: 江门市开平市塘口镇
電話: (0750)2679788
開園: 8:30-17:30

【午前11:45】
無料シャトルバスのバス停を過ぎてさらに奥へ歩くと、ようやく立園の入口に到着。

ここで立園と後ほど訪問する自力村(世界遺産)の共通チケットを購入。訪問施設の数によって料金が変わります。

立園+自力村チケット(150元=約2,400円)

入場し案内サインに沿って進みます。

立園はアメリカ華人の謝維立さんが1931年に完成させた個人の庭園で、テーマパークのように楼閣群が美しく整備されていることから観光客に人気があります。ちなみに立園は世界遺産には指定されていません。

まずは博物館的な建物へ。ここにはファミリーの歴史やファミリーの品などが展示されています。

園内には中国語、英語、韓国語に加えて日本語での案内もあり、今回は「最適な遊覧コース」に従って散策して見ます。

こちらは1928年に建てられたこの地域の伝統民家のひとつで、2階部分でそれぞれつながった同じ造りの建物が5棟並んでいます。

次は何やらお散歩コース的な道を歩きます。

ここは日本で言ったら東武ワールドスクウェア的な。様々なデザインの楼閣の石造りミニチュアが庭園に展示されています。

そしてしばらく歩くと楼閣が建ち並ぶ広場に出ました。写真右側の楼閣は内部を見学することができるようなので入ってみます。

ここは「洋立楼」という1926年に建てられた楼閣で、中国の広間様式と欧米式の窓や柱などが取り入れられた中洋折衷デザイン。

ステキな階段を上って上へ。

ここはリビングルームかな?室内装飾はすべて欧米から輸入されたものを使っているそうです。

ここは寝室。狭いけど風の通りも良さそうでけっこう快適なんじゃないかな。

バスルーム。ボロボロだけど、バスタブや水洗トイレなど当時としては最先端の贅沢なものだったんでしょうね。

この楼閣にまつわるファミリーの写真が壁に飾られています。

建物の3階から望む立園の園内。緑たっぷりで気持ちいいです。

こちらは運河沿いに歩道が整備されていて雰囲気良さげ。

この建物はなんだ?家?違う…説明を読んだらなんと「鶏舎」!飼っている鳥のためにこんな豪華な鶏舎を建てちゃったんですね。

こちらはイスラム様式のデザインで建てられたフラワーガーデン。格子状の壁や天井に植物を絡ませた、花の咲き乱れる美しい建物だったそうです。

散策路の一番奥にやけに細長いひょろっとした建物が。

ここは立園オーナーの二番目の奥さんのために建てられた屋敷で、イタリアの装飾を取り入れているそうです。

かなり狭い階段を上っていくのは住むには大変!

最上階からはのどかな田園風景が見えました。

一通り散策したので入口へ戻りましょう。園内には写真のようなヨーロピアンな場所もあり、観光客の撮影スポットにもなっていました。

【午後13:00】
1時間ちょっとの散策を終えて出口へ。ここ立園の見学所要時間は2-3時間とされていますが、おそらくひとつひとつじっくり見学した場合の時間だと思います。

立園入口にある施設

立園入口にはレストランがあるのでお腹が空いたらここへ。他に飲食店は見当たりませんでした。

こちらは土産物店。飲み物や簡単なお菓子はここでも販売していました。

無料シャトルバスで立園から自力村へ

さっき来た道を再び歩いて無料シャトルバスのバス停へ。

【午後13:20】
無料シャトルバスで次の目的地「自力村」へ向かいます。

次回に続く…。

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